アフタ性口内炎の予防・改善に効く食べ物は?ダメなものは?

口内炎の女性

アフタ性口内炎は、ストレス、疲労、睡眠不足などが原因となってできるもの。口内炎のなかでもっとも多いタイプです。

1~2週間で自然と治っていくものの、なりやすい人にとってはつらいですよね?

そこで、アフタ性口内炎の改善や予防に効果的な食べ物を紹介します。アフタ性口内炎から解放されましょう!

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この記事は栄養補助食品の販売をはじめ健康業界に20年以上携わる健康通販(株)ナチュラルハーモニー代表の斉藤豊が執筆しました。

アフタ性口内炎に効く3つのビタミン

アフタ性口内炎の改善や予防に効果的な栄養素はおもに、ビタミンB2、B6、ビタミンCの3つ。

ではそれぞれどんな食べ物に多いのでしょうか?

ビタミンB2

ビタミンB2の多い食べ物

ビタミンB2は肌や粘膜を健康にする栄養素。アフタ性口内炎の予防・改善にも効果的なのですが、私たちには不足しています。

女性の平均摂取量:
1日の必要量の93%(7%不足)

男性の平均摂取量:
1日の必要量の76%(24%不足)

※参考サイト:国立健康・栄養研究所「栄養摂取状況調査」

では身近な食べ物の中から、ビタミンB2の多いものを紹介!

「1食分」で「女性が1日に必要なビタミンB2の何%が摂れるのか」

というかたちでお伝えします。

食べ物1食分必要量の
何%?
豚レバーレバニラ
1皿
300%
うなぎうな重
1人前
62%
さば水煮缶1/2缶32%
さば味噌煮缶1/2缶29%
豚ヒレヒレカツ
3枚
27%
ぶり照焼き
1枚
27%
エリンギ1パック22%
アーモンド25粒22%
粒納豆1パック18%
たまご1個18%

※参考サイト:文部科学省「食品成分データベース」

ビタミンB2が多い食べ物は、肉、魚、たまご、納豆、エリンギなど。野菜や果物にはほとんど含まれていません。

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ビタミンB6

ビタミンB6の多い食べ物

ビタミンB6は肌や粘膜や髪の代謝を促進して健康を維持する栄養素。こちらもアフタ性口内炎の予防・改善に効果的です。

ビタミンB6は体内でも作られるので不足しにくい栄養素と言われていますが、1日の目標摂取量をクリアできていません。食べ物からしっかり摂りたいビタミンですね。

女性の平均摂取量:
1日に必要な量の99%(1%不足)

男性の平均摂取量:
1日に必要な量の90%(10%不足)

食べ物1食分必要量の
何%?
かつおたたき
6切れ
69%
まぐろ刺身
5切れ
60%
豚レバーレバニラ
1皿
52%
塩焼き
1切れ
38%
豚ローストンカツ
1枚
34%
バナナ1本31%
さば
水煮缶
1/2缶31%
玄米お茶碗
1杯
31%
豚ヒレヒレカツ
3枚
30%
じゃがいも1個25%

ビタミンB6は、魚、豚肉、バナナ、玄米、いも類などに豊富。野菜や果物にはあまり含まれていません。

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ビタミンC

ビタミンCの多い食べ物

ビタミンCはストレスへの抵抗力を高めて活性酸素を除去するだけでなく、炎症をおさえてアフタ性口内炎の改善にも効果的です。

ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートする栄養素。肌や粘膜の健康には大切ですね。

女性の平均摂取量:
1日に必要な量の96%(4%不足)

男性の平均摂取量:
1日に必要な量の91%(9%不足)

※参考サイト:国立健康・栄養研究所「ビタミンC解説」

ビタミンCの多い食べ物も同様に、「1食分」を食べると「女性が1日に必要なビタミンCの何%が摂れるのか」というかたちでお伝えします。

食べ物1食分必要量の
何%?
ゴールド
キウイ
1個140%
1個129%
いちご10粒124%
グリーン
キウイ
1個69%
ネーブル
オレンジ
1個62%
ミニトマト10個48%
ピーマン2個47%
キャベツ2枚41%
ブロッコリー1/3株40%
じゃがいも1個32%
玉露湯のみ
1杯
27%
みかん1個26%

果物はもちろんですが、ピーマンやじゃがいもにもビタミンCが豊富。体内にためておけない栄養素なのでこまめに摂るようにしましょう。

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次は反対に、アフタ性口内炎のときには避けたい食べ物・飲み物を紹介します。

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アフタ性口内炎の時に避けたい食べ物

アフタ性口内炎の予防・改善に効果的な食べ物がある反面、避けたいものもあります。それは……

  • からいもの
  • 塩気の強いもの
  • 酸っぱいもの
  • 甘いものや炭水化物(=糖類)
  • お酒
  • 炭酸飲料、炭酸水

アフタ性口内炎の時に、からい、しょっぱい、酸っぱい、といった刺激の強い食べ物を食べることはまずないですよね?いつもに増してヒリヒリとしみるでしょう。

糖質は、体内で消化する時にビタミンを大量に消費するので、アフタ口内炎を治すためのビタミンが減ってしまいます。炭水化物は「食べちゃダメ」というよりは「控えめにしましょう」ということです。

お酒も同じような理由。体内でアルコールを分解するために大量のビタミンを消費してしまいます。

またアルコール分解時には体の中の水分もたくさん使うため、口の中が渇いて雑菌が繁殖しやすい環境に。アフタ性口内炎ができやすく、治りにくい状態になります。

炭酸飲料は刺激が強いだけでなく、糖分も多いため治りにくくなります。糖分のない炭酸水もその刺激の強さから控えたほうがいいですね。

ではあらためて、アフタ性口内炎の症状、原因、そのほかの口内炎についてお伝えします。

アフタ性口内炎について

アフタ性口内炎とはどんなものなのでしょうか?

口内炎の4つのタイプ

口内炎にはおもに4つのタイプがあります。

  • カタル性口内炎
  • ヘルペス性口内炎
  • カンジタ性口内炎
  • アフタ性口内炎

カタル性口内炎
ほほの内側を噛んだ、ハブラシを強く当ててしまった、といったことが原因。ほとんどが食事中に誤って噛んでしまったケースですね。

ヘルペス性口内炎
ヘルペスウィルスが感染することが原因。ほとんどの大人がヘルペスウィルスに感染していますが、元気な時はなることはありません。

そのウイルスが子供にうつることで発症ことがあります。6ヶ月~3歳までの乳幼児が発症るケースが多いです。

カンジダ性口内炎
口の中の常在菌「カンジダ」という真菌が異常に増えることが原因。免疫が低下しているタイミングでなりやすい傾向があります。

そしてもっとも多いのがアフタ性口内炎です。

アフタ性口内炎の原因

アフタ性口内炎の原因ははっきりとはわかっていません。一般的には免疫力の低下がおもな原因と言われています。

その免疫力が低下する原因として、ストレス、疲労、偏った食生活、寝不足、ホルモンバランスの乱れ、生理の前、などがあげられます。

このような生活によって免疫力が低下している時になりやすいのがアフタ性口内炎ということですね。

アフタ性口内炎の症状

表面が白くおおわれた炎症で、まわりが赤くなっているもの。ほほの内側、舌、歯ぐき、唇のうらなどにできやすく、大きさは5ミリ程度で浅くへこんでいます。

食べたり飲んだりする時にしみたり、歯磨きでハブラシが軽くあたるだけでも痛みがあります。

1~2週間で自然に治るケースがほとんどですが、治ったと思ったらまたできたりと、アフタ性口内炎になりやすい人もいます。

*-*-*-*-*

アフタ性口内炎の予防・改善に効果的な食べ物、そしてアフタ性口内炎の症状・原因などについてお伝えしました。

ストレスや寝不足や疲労に気をつけながら、ビタミンB2、B6、ビタミンCの多い食べ物を積極的に食べて、アフタ性口内炎を予防・改善しましょう。

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執筆者プロフィール
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養学を学び栄養補助食品の販売業務に従事。以来、健康食品・健康器具の販売など10年の業務経験とともに整体師から自律神経などを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
内科医・医学博士の堀田忠弘先生監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、リラックスジェル「プアーナ」など天然由来成分100%の健康商品の販売で18年目を迎える。

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