赤ちゃんのストレスの原因はなに?ストレスの症状や対策もご紹介!

泣いている赤ちゃん

赤ちゃんにも当然ストレスはあります。

自分でできることがまだまだ少ない赤ちゃんだからこそ、かえってストレスが多いのかもしれませんね。

では、赤ちゃんはどんなことが原因でストレスを感じるのか、どんな状態(症状)になるのか、家庭でできる対策には何があるのか、についてお伝えします。

【関連記事】幼稚園児・保育園児のストレスの原因は?症状と家庭での対策も紹介!

スポンサーリンク

この記事は栄養補助食品の販売をはじめ健康業界に20年以上携わる健康通販(株)ナチュラルハーモニー代表の斉藤豊が執筆しました。

赤ちゃんのストレスの原因

まずはストレスの原因について。

ここでは0歳から1歳未満の赤ちゃん(=乳児)を対象に、体の面、環境面、感情面のそれぞれについてお伝えします。

体に関するストレス

  • お腹がすいた
  • おむつが濡れていて気持ち悪い
  • 背中に汗をかいて気持ち悪い
  • 背中がかゆい
  • ミルクが熱い
  • 抱っこのしかたが悪い

環境に関するストレス

  • 部屋が暑い、寒い
  • お風呂が熱い
  • 服の着せすぎ
  • 布団のかけすぎ
  • 生活のリズムがバラバラ
    ※起きる時間、ごはんの時間、散歩の時間、お昼寝の時間、お風呂の時間、寝る時間など
  • 知らない人がいる
    ※同居していないじいじやばあば、ママ友、お客さんなど
  • 知らない場所に来た
    ※お友達の家、知らないお店、病院、電車など

感情に関するストレス

イスで泣いている赤ちゃん
  • ママに抱っこしてほしい
  • 自分の気持ちをママやパパがわかってくれない
  • ママのイライラや不安を感じる
  • ママやパパのストレスを感じる
  • ママとパパが喧嘩している

※参考サイト:国立精神・神経医療研究センター~こころの情報サイト「ストレスとセルフケア」、厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」、NHK健康チャンネル「ストレスが影響する体と心の病気

赤ちゃんは自分の気持ちを言葉で伝えられません。泣いたり、あ~う~と言うだけ。

ママやパパは赤ちゃんがどうして欲しいのか、必死に考えますよね?

何をやっても泣き止まないと気持ちが焦ってしまいます。「どうして欲しいの?」とママも泣きたくなるでしょう。

そんな焦りや不安やイライラも赤ちゃんに伝わります。どうか少しでもゆったりした気持ちで向き合ってあげてください。

スポンサーリンク

赤ちゃんのストレス症状

大人がストレスで胃が痛くなったり体調を崩すように、乳児もストレスによって症状があらわれます。

  • 全身に湿疹(しっしん)がでる
  • 母乳やミルクを飲まない
  • 飲んでも吐いてしまう
  • 下痢をする
  • 便秘になる
  • ウンチに血が混じる
  • 夜泣きがひどくなる
  • あやしてもあまり笑わない
  • 表情が少なくなる

親のストレスで子供が吐いてしまうことも

育児中はママもパパもストレスがたくさん。赤ちゃんがいるところで仕事や育児のグチをついこぼすこともあるでしょう。

軽いグチならいいのですが「ちょっと聞いてよ!こうでこうで……もう頭にきちゃう!」とちょっとしたグチ爆発。

これ、赤ちゃんにとっては相当なストレスなんです。

グチ爆発で部屋の空気感が変わったことも、ママやパパがいつもと違う波長を出していることも、すべて敏感に受け止めてしまいます。

グチ爆発の後、母乳やミルクを飲んだらすぐに全部吐き出してしまうことだってあります。その原因は部屋に満ちたマイナスのエネルギーから受けたストレス。

ママやパパがグチを吐き出すことはまったく悪いことではありません。ぜひお子さんが寝た後に、別の部屋で、グチを吐き出すようにしてください。

高熱や嘔吐が続くなら受診を

もちろん、本当に体調が悪いことが原因で症状が出ている場合もあります。

高熱が出る、よく咳をする、何度も吐く、という場合は小児科の診断を受けるのも安心でしょう。

では最後に、乳児のストレスを解消してあげるために家庭できる対策をお伝えします。

スポンサーリンク

家庭でできるストレス対策

乳児は自分でストレスを解消することができません。ママやパパが環境を整えてあげましょう。

  • おむつをこまめにチェックする
  • 汗をかいていないかチェックする
  • 服はやわらかく、軽く、動きやすいゆったりしたものに
  • 部屋を適温に
    ※冬は20℃、夏は28℃が目安
  • 部屋の湿度は50%から60%に
  • 部屋が明るすぎないように
    ※レースのカーテンなどで調整
  • 部屋や周囲がうるさくないように
  • 毎日の生活のリズムを整える
    ※起きる時間や寝る時間、ごはん、散歩、お昼寝、お風呂などの時間
  • 抱っこする
  • やさしく話しかける
  • 腕や足を軽くもんであげる
  • 抱っこひもで抱っこしてユラユラする
  • おくるみやバスタオルなどで体をくるむ
    ※お腹の中にいる時の体勢です
  • 外の空気を吸わせてあげる

まずは環境的なストレスを解消

赤ちゃんにとって代表的なストレスは、お腹がすいた、おむつが気持ち悪い、汗で気持ち悪い、暑い・寒い、などというのも代表的なストレスですね。

赤ちゃんはとてもデリケート。ぜひこまめにチェックしてあげてください。

生活のリズムも大事

毎日の生活のリズムを整えてあげることはとても大事。

ただ新生児(生後4か月以内)は、睡眠もこま切れなのでリズムを整えることは難しいもの。

ママやパパのできる範囲で、散歩、お風呂、ごはん、寝る時間などを一定にしてあげましょう。

逆に「朝7時だから起こそう」なんて必要はありませんし、赤ちゃんにはストレスになります。「無理なく自然に」リズムを整える工夫をしてあげてください。

ママのストレス解消もとても大切

友達とランチ

赤ちゃんはママのストレスを敏感に感じ取ります。だからこそママのストレス解消がとても大切!

不慣れな育児に24時間休みなく向き合っているママ。相当なストレスや不安をかかえています。

ママ友に不安やグチを打ち明けたら「なんだ、ウチだけじゃないのね」とホッと安心することもあるでしょう。

家事に手抜きをしたり、母親を頼ったり。パパがお休みの日には子供の世話を引き受けて、ママが友達とランチなどで息抜きをできる時間を作ってあげてください。

赤ちゃんのストレスの原因、症状、ご家庭でできる対策についてお伝えしました。

ママもパパも無理をしすぎずに、まわりに頼りながら子育てをしてくださいね。

スポンサーリンク
執筆者プロフィール
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養学を学び栄養補助食品の販売業務に従事。以来、健康食品・健康器具の販売など10年の業務経験とともに整体師から自律神経などを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
内科医・医学博士の堀田忠弘先生監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、リラックスジェル「プアーナ」など天然由来成分100%の健康商品の販売で18年目を迎える。

株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊をフォローする
自律神経