ゴールドキウイといえばビタミンCの宝庫。グリーンキウイの2倍で、食べ物のなかでもトップランクの含有量です。
ほかにも栄養も効能もぎっしり。どんな栄養素が多いのか、ご存じですか?
これからお伝えする内容を読むと、
- ゴールドキウイに多い栄養素は?
- ゴールドキウイを1個食べると1日に必要な栄養素の何%が摂れる?
- 効能はなに?
- どんな人こそ食べるといいの?
といったことが手に取るようにわかります。
ゴールドキウイの栄養を上手に活用して元気な毎日を過ごしましょう。
なお、グリーンキウイの栄養価と効能はこちらでくわしく紹介しています。
グリーンキウイの栄養価がスゴい!多い栄養素は?8つの効果効能は?
ゴールドキウイ1個の栄養価
ゴールドキウイにはどんな栄養素が多いのでしょうか?
ここでは、
ゴールドキウイを1個食べると1日に必要な栄養素の何%が摂れる?
どの栄養素が多い?どんな効果が期待できる?
ということについて、ビタミン → ミネラル → 食物繊維 の順にお伝えしていきます。
▼ ゴールドキウイ1個=100グラム
ゴールドキウイは1個が約120g。皮やヘタを除くと可食部は100gほど。キウイはたまたま1個の重さが100gちょうどでした。

ゴールドキウイに多いビタミンは?
ゴールドキウイ1個を食べると女性の1日に必要なビタミンの何%が摂れるのでしょうか。

女性の1日の目標量に対してゴールドキウイ1個に多いビタミンは……
ビタミンC | 140.0% |
ビタミンE | 41.7% |
葉酸 | 13.3% |
ビタミンB6 | 12.7% |
ゴールドキウイは身近な食べ物1食分で比較しても、ビタミンCの量がトップ。1個食べるだけで1日に必要な量を超えるビタミンCが摂れてしまうんです。
【関連記事】ビタミンCの多い果物ランキング20【1食分】で比較!
次いで多いのは、サラサラ効果と抗酸化作用のビタミンE。そしてビタミンB群(葉酸・B6・ナイアシンなど)が多いですね。
男性にとって1日に必要なビタミンの何%が摂れるかのグラフはこちら。

では次に、ゴールドキウイにはどんなミネラルが多いのかをお伝えします。
ゴールドキウイに多いミネラルは?
ゴールドキウイを1個食べると女性にとって必要なミネラルの何%を摂ることができるのでしょうか。

女性の1日の目標量に対して、ゴールドキウイ1個に多いミネラルは……
カリウム | 15.0% |
銅 | 10.0% |
血圧ケアとむくみ解消のカリウム、貧血や動脈硬化を予防して骨や血管を強くする銅、が多いですね。
男性の場合はこちら。

ビタミン、ミネラルと紹介しましたので、次は食物繊維。
ゴールドキウイ1個を食べるとどのくらい食物繊維を摂ることができるのかをお伝えしてから、ゴールドキウイの8つの効果効能を紹介します。
ゴールドキウイに食物繊維は多い?
ゴールドキウイ1個で女性に必要な食物繊維の何%を摂ることができるのでしょうか?

水溶性食物繊維 | 8.3% |
不溶性食物繊維 | 7.5% |
食物繊維の量はグリーンキウイのほうが上。
ゴールドキウイと比べると、グリーンキウイは水溶性食物繊維が1.4倍、不溶性食物繊維は2倍も含まれています。
ざっくりと比べると……
ビタミンCならゴールドキウイ。
食物繊維ならグリーンキウイ。
美容と風邪予防とストレスケアならゴールドキウイ。便秘解消や腸内環境ならグリーンキウイです。
男性の場合はこちら。

では、
ゴールドキウイに多い栄養素の効果効能は?
私たちはその栄養素がちゃんと摂れている?
ゴールドキウイに多い栄養素とその効果効能

女性の1日の目標量に対して、ゴールドキウイ1個に多い栄養素の上位5つがこちら。
ビタミンC | 140.0% |
ビタミンE | 41.7% |
カリウム | 15.0% |
葉酸 | 13.3% |
ビタミンB6 | 12.7% |
では順番に、その栄養素をどのくらい補えるのか、どんな効果があるのか、お伝えします。
ビタミンC
ゴールドキウイにもっとも多い栄養素はビタミンC。
風邪や貧血の予防、ストレスから守る、美肌・美白などいろんな効能のある栄養素です。
ゴールドキウイのビタミンCの量は?
ビタミンCの1日の目標量は
女性も男性も100mg
ゴールドキウイ1個(100g)の
ビタミンCの量は140mg。
1日の目標量の140%になります。
ところで……
私たちはビタミンCが足りている?
ゴールドキウイを1個食べるとビタミンCはどのくらい増える?
女性の場合はこちら。

女性:
平均摂取量=96%
ゴールドキウイ1個=140%
合計=236%
男性:
平均摂取量=91%
ゴールドキウイ1個=140%
合計=231%
ゴールドキウイを1個食べるだけで、1日の目標量の2倍以上にまで増えるほど、ビタミンCがぎっしり詰まっています。
※参考サイト:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」、国立健康・栄養研究所「栄養摂取状況調査」、「ビタミンC解説」
ビタミンCの効果は?
ビタミンCにはさまざまなはたらきがありますが、おもな効能は次の7つ。
- 風邪や感染症を予防する
(免疫力を高める) - 活性酸素を除去して老化や病気を予防
(抗酸化作用) - 鉄分の吸収を助けて貧血を予防する
- 血管・皮膚・骨を強くする
- コレステロールをおさえる
- シミを防いで美肌・美白に
- ストレスから守る
ビタミンCが不足するのはストレスが多い人や体調を崩している時。
ストレスが多い、体調がいまひとつ、風邪をひきたくない、といった時はゴールドキウイを活用しましょう。
そのほかビタミンCの多い果物はこちら。
ビタミンCの多い果物ランキング20【1食分】で比較!
ビタミンE

ゴールドキウイに2番目に多い栄養素はビタミンE。サラサラ効果と抗酸化作用で血管を若々しくしてくれます。
ゴールドキウイのビタミンEの量は?
ビタミンEの1日の目安量は、
女性が6mg、男性が7mg。
ゴールドキウイ1個(100g)の
ビタミンEの量は2.5mg。これは、
- 女性:1日の目安量の41.7%
- 男性:1日の目安量の35.7%
では、私たちはビタミンEがちゃんと摂れている?ゴールドキウイを1個食べると摂取量はどう増える?

女性:
平均摂取量=108%
ゴールドキウイ1個=42%
合計=150%
男性:
平均摂取量=100%
ゴールドキウイ1個=36%
合計=136%
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「LDLコレステロール」、国立健康・栄養研究所「ビタミンE解説」
ビタミンEの効果は?
ビタミンEのおもな効果は次の7つ。
- 動脈硬化の予防
- 悪玉コレステロールをおさえて、心筋梗塞や脳梗塞を防ぐ
- 心疾患や貧血の予防
- 血行を良くしてコリや冷えを防ぐ
- 美肌・美髪
- 記憶力を高める
- 更年期障害の症状をやわらげる
血圧が高い人、脂っこいものが好きな人、お酒をよく飲む人などはサラサラ効果は大切。
ビタミンEの多い食べ物は、アーモンド、落花生、かぼちゃ、ブロッコリー、豚肉、アジ、サバ缶、鮭、ゴールドキウイなど。意識して食べましょう。
カリウム
3番目に多い栄養素はカリウム。塩分を摂りすぎの私たちはしっかり摂りたいミネラルです。
ゴールドキウイのカリウムの量は?
カリウムの1日の目安量は、
女性が2000mg、男性が2500mg。
ゴールドキウイ1個(100g)の
カリウムの量は300mg。これは、
- 女性:1日の目安量の15.0%
- 男性:1日の目安量の12.0%
ゴールドキウイを1個食べるとカリウムの摂取量はどう増えるかというと……

女性:
平均摂取量=111%
ゴールドキウイ1個=15%
合計=126%
男性:
平均摂取量=96%
ゴールドキウイ1個=12%
合計=108%
※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
カリウムの効果は?
カリウムのおもな効果は次の5つ。
- 余分なナトリウムの排出を促進する
- 血圧を下げる
- 心臓を正常にはたらかせる
- 筋肉をスムーズに動かす
- むくみを解消する
高血圧の人やむくみが気になる人だけでなく、食欲がない、チカラが入らない、疲れやすい、足がよくつる、という人はカリウム不足かも。
カリウムの多い食べ物は、里芋、じゃがいも、トマトジュース、ミニトマト、枝豆、豆乳、ぶり、鮭、豚肉など。意識して食べてみてはいかがでしょうか。
葉酸

ゴールドキウイに4番目に多い栄養素は「葉酸」。お腹の赤ちゃんの発育だけでなく、貧血予防にも大切なビタミンです。
ゴールドキウイの葉酸の量は?
葉酸の1日の目標量は
女性も男性も240μg。
ゴールドキウイ1個(100g)の
葉酸の量は32μg。
1日の目標量の13.3%になります。
では、ゴールドキウイを1個食べると葉酸の摂取量はどう増える?

女性:
平均摂取量=118%
ゴールドキウイ1個=13%
合計=131%
男性:
平均摂取量=123%
ゴールドキウイ1個=13%
合計=136%
※参考サイト:国立健康・栄養研究所「葉酸解説」
葉酸の効果は?
葉酸のおもな効果は次の4つ。
- 妊娠中のお腹の赤ちゃんの成長を守る
- 血液(赤血球)を作るサポート
- 細胞をつくるサポート
- 肌や粘膜を守って整える
葉酸はお腹の赤ちゃんの成長を守る栄養素。赤ちゃんを授かりたいと思った時からしっかり摂るようにしましょう。
▼妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月
通常の1日240μg + 400μg
▼それ以降の妊娠中
通常の1日240μg + 240μg
▼産後の授乳期間中
通常の1日240μg + 100μg
ただし、葉酸が多い食べ物のなかでも、この時期に摂りすぎ注意なビタミンAが多いレバーはNG。ほうれん草も生で食べると豊富なシュウ酸が尿路結石の原因になりかねません。
枝豆、ほうれん草のおひたし、ブロッコリー、サニーレタス、いちご、マンゴー、天津甘栗、焼きのり、豆乳、納豆などの葉酸の多い食べ物でしっかりと摂りましょう。
ビタミンB6
5番目に多い栄養素はビタミンB6。
脂肪肝を防ぐ、女性特有の体の悩みをやわらげる、といったはたらきがあります。
ゴールドキウイのビタミンB6の量は?
ビタミンB6の1日の推奨量は、
女性が1.1mg、男性が1.4mg。
ゴールドキウイ1個(100g)に
ビタミンB6は0.14mg。これは、
- 女性:1日の目標量の12.7%
- 男性:1日の目標量の10.0%
ゴールドキウイを1個食べるとビタミンB6の摂取量はどう増えるかというと……

女性:
平均摂取量=99%
ゴールドキウイ1個=13%
合計=112%
男性:
平均摂取量=90%
ゴールドキウイ1個=10%
合計=100%
やや不足ぎみなビタミンB6。ゴールドキウイ1個で目標量に届きます。
※参考サイト:国立健康・栄養研究所「ビタミンB6解説」
ビタミンB6の効果は?
ビタミンB6のおもな効果は次の6つ。
- たんぱく質を分解:
エネルギーを作る、筋肉・肌・髪・爪などを作る - 脂質の代謝:
肝臓に脂肪がたまらないように守る - 肌・髪・粘膜の代謝:
肌荒れや口内炎から守る - ホルモンバランスを整える:
月経前の体の悩みをやわらげる - 妊娠中のつわりをやわらげる
- 神経伝達物質を作る:
気持ちを安定させる
食べた物を代謝する、体を作る、エネルギーに変える、ホルモンバランスを整える、感情を整える、というのがビタミンB6のはたらきです。
ビタミンB6の多い食べ物はこちらでも紹介しています。
ビタミンB6の多い食べ物ランキング30【1食分】で比較!
以上、ゴールドキウイに多い栄養素のはたらきを紹介しました。
最後にこれらのはたらきをまとめて「ゴールドキウイの効果効能は?」「どんな人こそ食べると効果的?」についてお伝えします。
ゴールドキウイの8つの効果効能
ゴールドキウイは抜群に多いビタミンCをはじめいろんな栄養素が豊富。
これらの栄養素のはたらきから、期待される効能をまとめてみました。
- 風邪や感染症を予防する
(免疫力を高める) - 活性酸素を除去して老化や病気を予防
(抗酸化作用) - 中性脂肪やコレステロールをおさえる
- 動脈硬化を予防する
- 血圧を下げる
- 貧血を予防する
- ストレスから守る
- シミを防いで美肌・美白に
ということで、ゴールドキウイをぜひ食べてもらいたい人は……
こんな人こそゴールドキウイを食べてほしい!
ゴールドキウイをぜひ食べてほしいのはこちら!
- 風邪をひきやすい、予防したい
- 体調をくずしやすい
- お腹まわりが気になる
- 外食やお酒を飲むことが多い
- 血圧が高い
- 肌荒れや髪のパサつきが気になる
- ストレスが多い
- 妊活中~産後の授乳中のママ
ストレスの中で忙しく活躍されている方、体調をくずしやすい方、生活習慣病を予防したい方にぜひ食べてもらいたいのがゴールドキウイなのです。
ゴールドキウイに多い栄養素:まとめ
ゴールドキウイに多い栄養素と効果効能を紹介しました。
ゴールドキウイに多い栄養素:1日の目標量に対して多い順番に、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、葉酸、ビタミンB6、銅、水溶性食物繊維
ゴールドキウイの効果効能:風邪や感染症の予防、活性酸素を除去して病気や老化を予防、中性脂肪やコレステロールをおさえる、動脈硬化の予防、血圧を下げる、貧血の予防、ストレスから守る、美肌・美白
こんな人こそ食べてほしい:風邪をひきやすい、体調をくずしやすい、お腹まわりが気になる、お酒や外食が多い、高血圧、肌荒れ、髪がパサつく、ストレスが多い、妊活中~産後の授乳中のママ
ゴールドキウイはビタミンCがとにかく豊富。
美容だけでなく風邪の季節などは特に意識して食べてみてはいかがでしょうか。